2010年3月23日火曜日

THE カウントダウンスペルマ

「後世に残る 金字塔 家宝にしたい一本です。」
これは、あるアダルトビデオのパッケージにかかれていた言葉です。
せっかくなので、全文を記載しましょう。

「エムズが歩んだ3年間 すべて見せます。
10作記念の総決算。
今までのオリジナル全タイトルの名場面を一挙に収録。
エムズのお手芸一気飲み、大量顔射にザーメンレズ、
黒人チ〇ポに野外フェラ、ご案内役の美人アナ、
麻生香がリアルに再現いたします。」

その後に冒頭の文章です。

このブログをはじめるに当たって、最も適した言葉だと思いのせてみました。

「金字塔」すなわち、作品なのです。

アダルトビデオと言う、隠微な言葉に惑わされ、そしてどこかに見失っていた芸術の集合体とも言える
側面でのそれを。

1997年度作品であるこの一本がそう語っているのです。

当時、僕がこの作品にレンタルビデオ店で出会った当初、作品に登場する、麻生香なる女優の目にはモザイクがかかっていました。あの部分にかかるモザイクならいざしらず、顔にモザイクがかかっては…

はたして、その答えはこの作品が生まれた背景にあったのです。

もともと、その麻生香という女優は、当時、北日本放送契約アナウンサー石山倫子という名前で一般に知られず存在だったのです。当然それは大問題となり、彼女はその職を奪われる事になったのです。

なぜそのような馬鹿な事を。その答えは簡単でした。

彼女は人よりも、ちょっぴり、いや、だいぶ、「スケベ」だったのです。

まさに、AV業界にダイブ。おっと、失敬。思わず取り乱してしまうような彼女という存在があってこその作品なのです。

そんな彼女が当時ザーメンマニアの最先端をイク、エムズの作品をカヴァーするのです。もはや、それはオリジナルを超えた一品といっても差し支えないでしょう。そこに、現役アナウンサーという背景としての背徳感です…。

あなたがこの作品を見ることにより、一人の女性の人生が狂ってしまったのです。さあ、そんな罪の意識にあなたは耐えれますか?それとも、一人の女性が人生をかけた作品にあなたの思いのたけをぶっかけますか?さあ、さあ、?

という、何かに押しつぶされてしまいそうになった男性が、いたのかいないのか。それはわかりませんし、きっとそんな事もないでしょう。大げさに書いてしまいました。

さて、今でこそ、芸能人がAVに出演する?なんて言う話しが聞かれますが、それはきっと、「カネ」でしょう。

彼女は「カネ」ではなく、言うなれば、「自由」を手に入れたのです。その精神、まさにそれはロック。その後こういった作品にめぐり合う事ができません。ゆえに、この作品はまぎれもなく「金字塔」なのです。

はじめての投稿が、カウントダウン。僕はそういう遊びが好きです。



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