新レーベル「ストラトプス」は既存のアダルト作品の枠を超えた、高品質な作品作りを目指します。内外を問わず各社・各分野のプロフェッショナルが集結した映像制作グループ、それが「ストラトプスAV製作委員会」です。
上記の記述は、この「ストラトプスAV製作員会」が掲げる作品へのスタンスをあらわした言葉である。
徹底的なリアルを貫くべく、パドックがあり、ギャルオンステージがあり、ピットでカメラ小僧監視のもと犯される。
いずれも、背景をエディトリアルし、本物の臨場感を演出しているのである。
ここまで徹底的なこだわりを見せるレースクイーンもののAVがあっただろうか。いや、むしろ、このエディトリアルされた映像には、「アダルト映像」という事柄を超越したこだわりがある。
それでいて、女優は葉月紗絢だけならわかるのだが、明らかにレースクイーンの雰囲気を逸したギャル系女優、ひなのりくを使っているのがおもしろい。
作中では先輩として後輩にレースクイーンたる仕事を教える葉月と後輩として見習うひなのがいるのだが、明らかに、後者の方が男優からの支持を受けている。
例えるならば、可愛い妹としっかり者の姉。「お姉ちゃんなんだからしっかりしなさい」と親には言われうまく甘える事ができない姉のような存在を、葉月が演じている(そのようになってしまっているとも言える)
愛されたがる葉月と、愛される事に慣れたひなの。
この作品を見た際にはそんな二人にも注目してもらいたい。
※僕が購入した頃はヤフーオークションを使って購入するという、非常にインディ感が強い購入方法しかなかったようだが、2010年4月19日からはDMMでも購入可能となったようだ。広く知られて欲しい傑作ではあるが、それでもインディからメジャーにいってしまう寂しさも常。まさかそんな気持ちをAV作品で味わうとは思わなかった。

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